桑田 愛子  岡山県倉敷市出身

1991年 工房&ギャラリー「森のあかり」を八ヶ岳南麓の大泉村(現 山梨県北杜市)で始め、30年以上を自然豊かな八ヶ岳で過ごしましたが、この度、岡山に戻ってきました。岡山では、憧れの古民家暮らしを、備前市で実現できました。

20代の時、海外を見たくて、資金を貯めて、イギリスへ、その後カナダで大学へ。 欧米では、あかりを重要なインテリアとして、楽しんでいる暮らしが深く印象に残ったのが、あかり作りのきっかけとなりました。

日本に帰国して、光が美しい和紙であかりを作りを始めましたが、当時は誰も作っていないので試行錯誤の連続でした。和紙のシェードも障子紙のようではなく、陰影があるものをとの思いから、自然素材を漉き込んだ紙漉きを開始。これもゼロからの挑戦でした。1990年当時、日本の照明は明るさ優先の機能本位なものが主であったので、和紙のあかりは驚きの目で迎えられました。

和紙は、海外では評価が高く、よく知られています。そんな和紙のある暮らしをもっと身近に楽しみたい! オリジナル和紙で、コースターやテーブルランナー、スクリーン・タペストリーなど和紙のインテリアを製作しています。

<備前市での暮らし>
備前市では、八ヶ岳の延長で、自然を活かした暮らしをしています。 無農薬で耕さない野菜作り、さらに、米作りにもチャレンジ。 といっても、野菜もお米も自分の消費分だけの生産です。 耕さず、農薬、肥料を使わず、草を敵とせず草を利用した自然農法は、豊かな土で育てるというシンプルな考えです。 土が豊かになるまでには、時間がかかりそうですが、最初は固くてグレーだった土も、年々変化し、今では茶系になり、かなり良くなりました。

また、庭も、自然の風情のある庭に改造中。風で木の葉が揺れる様が大好きです。

八ヶ岳の家は、ハーフビルドの手作りの家でした。作業は大変でも、達成感と充実感は素晴らしいものでした。その感激をもう一度味わいたく、備前市の古民家も、手伝って貰いながら、DIYでリノベーションしています。工房や展示室は納屋を改修しました。汗をかき、苦労しながら作る家造りは充実感最高!喜びもひとしおです。

四季の風を感じ、大地に立っていることが意識できる田舎生活が大好きです。自然の恵みを活かしながら、持続可能な暮らしをしていくことが、自分にとっては豊かさだと感じています。